現在、二戸訪問看護ステーションの看護師が患者さん宅に訪問看護した際に、患者さんの容態を「カシオペアNET」(インターネットを使用して情報共有するシステム)に入力することで、病院・医院で仕事をしている担当医師が遠隔で確認し、訪問看護師が医師から即時に治療指示を受けています。これまで電話や容態を文書に作成して指示を受けていたため、時間のロスがあったものが即座に指示あることで患者さんの安心につながっています。
医師が患者宅に訪問することがないことから医師の業務軽減となるため、利用している医師からも助かっているとの感想をいただいています。
また、関係機関のケアマネジャーや訪問薬剤師とも情報共有することで、状態の把握やケアに活かせるようになっています。作成したデータを見ながら関連する職種が集まりカンファレンスも行うことができ、患者さんのADL(患者さんの状態)改善につなげる取組みもできています。
今後、県立一戸病院の訪問看護部も利用拡大することとしており、軽米町での訪問看護ステーションでも説明会を実施して利用拡大できるよう話し合いを進めています。