2024年2月21日(水)午後6時から二戸地区合同庁舎において、NPO法人カシオペア医療介護支援センターの事業及び「カシオペアNET」構築説明会を開催しました。会場には、福祉行政、医療及び介護施設等の従事者67名に参加いただき、今後展開する当NPO法人の事業についての説明を聴講いただきました。
とくに、現在、在宅医療・訪問看護において医療・介護の情報共有に力を発揮しているkintoneのネットワークシステムを来年度から地域包括ケアシステムに対応する連携システムである「カシオペアNET」を運用することとしてシステムの構築内容についての説明を行いました。
「カシオペアNET」の仕様は、住民の方々の状態や希望の情報を福祉行政、医療及び介護において共有し住民個々に合わせたサービスを提供できるよう構築していくものです。具体的な構築の一つとして住民の方々の状態を把握できることで地域包括支援センターでの円滑な介護審査につながり介護施設への入所や在宅での介護など多岐にわたるサービスが展開できるよう構築していくこととしています。そのほか、日常からの患者さんの状態を救急時に共有できることで早急な処置ができるようにすることも視野に入れています。
そのため、地域の福祉行政、医療及び介護の従事者で構成する「カシオペアNET検討委員会」を設置して、自分達の地域包括ケアシステムを自分たちで造ることを主眼に話し合いを進め、意見をとりまとめながら「カシオペアNET」を完成に向けていきます。
まずは、令和6年度は在宅医療・訪問看護と介護との連携を構築し、令和7年度からは円滑な介護施設入所に向けた構築、さらに年度を越えて住民の方々の状態を自分で見える「健康手帳」(仮称)のようなシステムにまで段階的に発展していきたいと考えています。
今後も地域の方々のご理解を得られるよう説明会や講演会を開催していきますので、みなさまのご支援、ご協力をお願いいたします。