令和7年2月13日、二戸医師会及び当NPO法人主催による「第3回カシオペアNETフォーラム」を開催しました。

当NPO法人 髙橋理事長
講演に先立ち、当NPO法人髙橋理事長より、「ICTツールを用いた地域における情報共有の実際」について、活動報告を行いました。
これまでのカシオペア地域医療福祉連携研究会(通称:ひめほたるネット)の活動から展開してきた当NPO法人の取り組みやkintoneを活用したカシオペアNETでの多職種連携について説明を行い、地域の現状や将来の展望に応じた情報ネットワークの構築の必要性を強調しました。
講演には、福井県の医療法人オレンジグループ オレンジホームケアクリニック 前副院長 西出 真悟氏を講師に迎え、「kintoneをはじめとするICTを活用した情報共有」と題してご講演をいただきました。

講師 西出 真悟 氏
在宅医療専門クリニックであるオレンジホームケアクリニックでの経験から、医療や介護を通した地域づくりの重要性や、患者さんの想いに応えるために医療・介護専門職が集まり実現されたプロジェクトの実践事例などを交えながら説明いただきました。そして、kintoneを活用した情報連携については、「まずは使ってみる、反応することが大切」と力強く話されました。
参加した医療・介護・福祉行政関係者約60名のみなさまも熱心に聴講され、講演後のアンケートでは、「kintoneの活用場面が多くあること、そのツールをどう活用していくかということが理解できた。」「うまく活用できるように日常から触れていきたい。」「電話やFAXでのやりとりが多いため、普及すればとても便利になると考える。」などの感想を多くいただきました。
実際にkintoneを使用している医療・介護の現場での事例を説明いただいたことで、kintoneを活用した情報共有についての理解をより深める機会となりました。
当NPO法人は、今後もカシオペアNETの構築を進めるとともに、地域内の医療・介護・福祉行政関係者の円滑な連携を推進することを目的とした講演会等を継続的に企画してまいります。引き続き、みなさまのご参加をお待ちしております。