特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）カシオペア医療介護支援センター事業の概略

当ＮＰＯ法人は、カシオペア地域（二戸市、一戸町、軽米町及び九戸村）の医療と介護における情報を、ＩＣＴ《Information and Communication Technology（情報通信技術）の略》を利用して、「より簡単に・より早く・よりわかり易く」共有できるよう活動を進めています。円滑に情報を共有することは、患者さん（利用者さん）の状態をいち早く把握することができ、対応の早い治療や介護につなげることができます。
また、このＩＣＴツールを使用することで、医療及び介護従事者の業務も円滑に進めることができるため、医師や看護師、介護担当者等の業務負担軽減にも繋がります。福祉行政における健康管理も容易に進めることができるものとして期待されています。
以下、二戸市アーカイブにリンクしますので、標題で検索して閲覧できます。
２０２１年度
終末期　生活充実へ一丸　二戸地域の医療、介護、福祉関係者ら　支援拠点のNPO設立　ICT活用し情報共有（2月18日）
二戸圏域 医療福祉関係者　ICT活用し連携　包括ケア、NPO設立へ（2月17日）
２０２２年度
終末期医療の充実へ一歩　カシオペア支援センター事業所を開設（4月3日）
ICT活用へ事務所開設　カシオペア医療介護支援センター（4月4日）

「カシオペアＮＥＴ」の活用で安心の医療・介護情報を管理

当ＮＰＯ法人が進めるＩＣＴツールは、サイボーズ（株）で作成したkintoneを使用して情報共有を進めます。当ＮＰＯ法人は、ツールに「カシオペアＮＥＴ」と名称をつけ、利用者の拡充を進めています。「カシオペアＮＥＴ」は、個人情報の漏洩対策にも万全を期しており、より安心して活用することができるものとなっています。
こうした取組みを進めるため、地域の医療、介護及び行政の機関に対し、利用機関・施設及び使用担当者の拡大を進めています。より多くの住民の方々の医療・介護サービスの充実につなげるためにも、「カシオペアＮＥＴ」の利用を広げることが必要です。
情報を円滑につなげることは地域住民の方々が医療から介護へ、また介護から医療へと、医療、介護及び行政（地域）が一体となった「地域包括ケアシステム」（左図）を円滑に運営するものとなります。NPO法人カシオペア医療介護支援センターはこうした「地域包括ケアシステム」の構築のため、地域内の医療、介護及び行政をつなぐ役割を担っていきます。

特定非営利活動法人カシオペア医療介護支援センターの活動について

ＮＰＯ法人カシオペア医療介護支援センター事業の概要は、（リンク☞　カシオペア医療介護支援センターの活動）のとおりです。

これまでのカシオペア地域医療福祉連携研究会「ひめほたるネット」の活動を発展させ、カシオペア医療介護支援センターを設立し、その活動を 継承しながら次への活動に繋げていくこととしています。
当法人では、カシオペア地域の住民が安心して生活できる地域を実現するために、地域包括ケアシステムによる 在宅医療介護連携推進に取り組むとともに、ＩＣＴシステムを活用した医療、介護及び福祉の連携を図る活動を包括的に行うことを目的としています。
市町村自治体は、2025年を目途に、介護保険事業計画の策定・実施を通じて、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じた地域包括ケアシステムを構築していくことが求められています。
二戸市、一戸町、軽米町、九戸村の４市町村（それぞれの地域包括支援センター、二戸地区広域行政事務組合）、医療機関及び介護施設等が一体となって、しっかりとした地域包括ケアシステムを構築し運営していくこととが極めて重要になっています。
各市町村の自主性や主体性に基づく地域包括システムを把握したうえで、それらと協調し、情報共有しながら、円滑な運営に繋げるとともに、さまざまな問題課題を解決していく手助けをしていきたいと考えています。
円滑で的確な情報共有のために、情報通信技術（ICT）の活用で医療・介護・行政の連携を図りカシオペア地域としての地域包括ケアシステムの構築を目指しています。
さらには、カシオペア地域の「在宅医療に必要な連携を担う拠点」としての活動に繋げていくことにしています。
これらのことは、関係機関とともに一緒になった体制により対応していくものと考えており、より良い形で行政、地域包括支援センター、医療、介護・福祉の連携を図っていくものですので、ご理解とご協力及びご支援をよろしくお願いいたします。

地域の方々がより安全で安心した医療・介護が受けられる地域を目指して今後も取組みを進めていきます。